人が生きていく中でほぼ必須とも言える自動車は、ひとたび外に出れば目にしない事がないほど溢れています。
車は通勤や買物、レジャーなど日常生活の中で活躍の場が沢山あり、車が無ければ生活が難しくなる地域もまだ沢山存在します。
生活の中以外でも趣味の一つとして車を愛好する人も沢山いるもので、一口に車と言っても色々な意味を持つようになりました。
しかし、どんな場面で活躍している車も、「自動車」という消耗品である事には変わりません。
消耗品である以上、古くなればいつかは買い換える時が必ずやってきます。
車が消耗品である事は間違いがないのですが、だからと言って古くなった車が全く価値の無い鉄の塊かと言えばそうではありません。
古い車には、その車に見合った中古車としての価値が残っていて、それをお金に変える事が出来ます。
中古車専門店等が普通に存在しているのは、中古車に価値があり、取引がされていて市場に流通しているからです。
市場があるのですから、古くなり要らなくなった車、乗らなくなった車は売る事が出来ます。
ただ、売る事は出来ても高く売ろうと思うのなら、それなりの手間が必要になります。
「手間」と言っても難しい事ではなく、少々の時間があれば誰にでも簡単に行えるものです。
そして、その手間をかける事で車が高く売れる事も期待出来るようになります。
今回は、車を高く売るコツについて焦点を当てて記載してきます。
このページの概要
車の売却前に知っておく事
中古車とは、文字通り一度以上使われた事がある車です。
中古車は新車とは違う需要があるため、市場が存在しています。
市場に流通するという事はどこかで中古車を売ったり買ったりする取引所があるという事ですが、一番分かりやすいのが專門の買取業者などです。
テレビCMで見るような中古車専門買取業者は業者の中でも大手と言われており、これら中古車を專門に買い取る業者の登場で車を売ることが簡単になりました。
そして、ディーラーも独自に中古車を買い取るようになり、トヨタのように自動車の生産メーカーが中古車専用の店舗を持つ事に繋がります。
テレビCMで見かける機会もある中古車の專門買取業者は、大量の中古車を積極的に買い取っています。
現在では車を売ると言えばこの専門買取業者、あるいは中古車買取をしているディーラーを選択する事がほとんどです。
中古車としての価値は車種や年式、走行距離などの要素で大きく変動しますが、その要素を見て判断するのは人間です。
この部分がとても厄介であり面倒な部分で、中古車を見る人間によってその価値が低くなったり高くなったりします。
車を高く売るという事を達成しようと思うのなら、車自体の価値だけではなく、売りたい車を買い取る側がどう見ているかもよく考えて判断する事になります。
しかし、この部分はある意味買取業者との駆け引きになってくるので、その駆け引きを有利に進めるためにも、まずは車その物の価値を自分で確認しておく事が中古車を売る時に必要になります。
中古車の価値を知る事は高く売るために重要
不要な車を中古車として買取業者に売る場合は、必ず売ろうとしている車がどの位の価値なのかを知っておく必要があります。
売る車の価値を知っておく理由は、買取業者が安く買う事を目的としているからです。
買い叩かれないため、より高く売るためには、価値を知っておくというのは重要と言えます。
売りたい車の価値を左右するのは、以下の要素です。
年式
中古車の価格を決める要素の中で、基本となるのが年式です。
年式はその車が製造された年度を表すもので、基本的に新しいほどその車の価値は高くなります。
おおよその上限は新車の場合購入してから10年程度で、10年を超えてしまうとその価値は大幅に下がります。
中古車を購入した場合は、その車が製造された年から10年を超えると価値を大きく下げます。
ただし例外もあり、一部の車は年式が古くても高い値段で取引されます。
代表的なのはクラシックカーや生産台数が極端に少ない車、放出された限定車、重機などの特殊車両で、これらは年式が古くても中古車としての価値自体が高いので、その価格も高めになります。
車種
車種も中古車の価値に影響します。
車にはワゴンであったりスポーツタイプであったりと、車の形状によって種類があります。
これは車種とい言われるもので、車種によっても中古車としての価値は変動します。
車種はその年ごとに人気のあるものがある程度決まるので、その時の人気車種であれば価値が上がります。
反対に不人気車種の場合は価値が下っていきますが、基本的には車種による価格の上下はさほど大きなものになる事はありませんが、時には数十万円の価格差が出る事もあります。
車名
車名はその車のブランド名という意味合いも持っているもので、各生産メーカーは代表的なものを必ず1つは持っています。
車名も車種と同じように年代によって人気のあるものがあり、人気がある車は中古車としての価値も高くなりますが、不人気車になると価値が下がっていきます。
上記全ては車を購入した時にほぼ決まってしまう要素なので、車を売る側にはあまり干渉出来ない部分です。
これらは基本的に経年劣化や使用頻度に依存するので、車を購入してから時間が経てば立つほど価値を落としていく事になります。
車としての機能
車は動いてこそ車です。
動かない車にも価値が残っている事もありますが、基本的には走行出来ない車は大きく価値を下げるか、価値が無いと判断される事になります。
また、動いたとしても異音がしたり正常な走行が出来ないと価値が下がり、修復も不可能な場合は価値が無いと判断される可能性も出てきます。
走行距離
中古車の価格を決める基本要素の2つめで、中古車としての価値を減らす要素です。
走行距離は車の状態を表すバロメーターのようなもので、長い距離を走行するとその分中古車の価値が下がっていきます。
特に軽自動車や普通車の場合は走行距離が長いと大幅に価値が下がっていくのが特徴です。
中古車はある程度走行距離の目安というものがあり、約10万Kmを超えてしまうと中古車としての価値は大きく下がる事になります。
走行距離も一部の車にはあまり影響しない事があり、トラックなどの大型車や重機などはあまり影響を受けません。
大型車や重機は軽自動車や普通車に比べて高い耐久性能を持っているため、限度はありますが走行距離の影響が少なくなります。
また、希少車も走行距離の影響は少なくなります。
車検の残り期間
乗用車の場合、車検の残り期間が長いと中古車としての価値が上がりますが、車検が残っている期間が短いとその分だけ価値が下がっていきます。
重機や農業車両などで公道に出る必要のないものは車検の有無で価値が下がる事は少なくなりますが、車検があれば価値は確実に上がります。
ただし、車検が切れている際に、売却のためにわざわざ車検に入ると損をします。
査定額は上がりますが、車検の費用が高くなるためです。
車の状態
車の状態は車のあらゆる部分という意味を持ちますが、その中でも分かりやすいのが外観や内装です。
外観部分はキズや色はげ、変色、凹みと言ったもので、何らかの異状があると中古車としての価値を下げてしまいます。
また、異状のある部分が広範囲であったり目立つような場合は、さらに中古車としての価値を下げてしまいます。
内装も同様で、シートの汚れやハンドル、シフトレバーなど車内にキズや汚れがあると価値は下がります。
また、キズや汚れだけではなく臭いも悪い意味で中古車としての価値を下げる要因で、エアコンのカビ臭や車内染み付いたたばこやペットの臭いがあるとその車の価値を大きく下げてしまう事があります。
改造、カスタマイズ
車を趣味にしている人の中には、自分好みに車をカスタマイズしている人もいますが、これも中古車としての価値を変動させます。
外部パーツをつける、車体に何らかの改造をしている、車高を下げるといった一般的にその手の趣味を好む人が少ないような改造をすると特に価値を下げる事になります。
アニメやゲームが好きな人の中には自分が好きなキャラクターを車に描く「痛車」にする人もいますが、この痛車も広い意味で言えば改造やカスタマイズになるので、車その物の価値を変動させます。
ただし、改造やカスタマイズ売却をする相手によってはどこを、どんなもので、どんな風にしているのかによってはその車の価値を高くする事もあります。
以上は車の使い方に影響するものなので、所有者や運転をする人によって変化するものです。
乱暴に使っていれば、それだけ中古車の価値を下げていきます。
これらの車に関する状態は、車を売る時にその価値を決める重要な要素です。
少々数は多いのですが、確認する事は簡単なので車を売ることを計画する時は、まず一度確認してみて下さい。
確認をする事によって、対策が出来るようなものは対策しておけば中古車としての価値を上げる事も出来ます。
相場価格を知る
中古車には車種と年式などによって基本的な相場価格が存在し、相場価格は中古車の卸市場での取引価格を参考に算出されます。
しかし、中古車が主に取引されているのは、オートオークションと言われる自動車の販売を実際に行っている、実績のある業者しか会員になれない閉鎖されたオークション会場で、一般人が立ち入る事が出来ない所です。
オートオークション会場は運営会社がいくつか存在し、現在国内には120ほどの会場が存在します。
運営会社の違いや会場の違いで同じ中古車でも価格差が生まれることがあり、これが地域ごとの中古車の買取価格の差になる場合もあります。
車の相場価格は最新情報が一般向けに公開されていませんが、少し古い情報はネット上に存在します。
相場価格はよほどの事がない限り、大きく変動を起こす事は少ないので参考になります。
売りたい車の相場価格を知っておけば、車を買取業者に売る時に有利になります。
車を売る前の準備
車の状態を確認出来たら、対策できる部分は対策をしておきます。
とは言うものの、中古車として車を売却する場合に取れる対策は限られています。
対策が限られる理由は、車を売ると言う目的そのものが理由です。
車を売却をするという事は現金に変えるという事ですが、そのためにお金をかけて高く売るための対策をするのは意味がありません。
ほとんどの場合、車を高く売りたいために何かをしようとするとお金がかかります。
中古車としての価値を大きく左右するキズや壊れた部分を修理しようと思えば数万円はかかりますが、その数万円を車を売る時に回収出来る事はありません。
修理以外にも、お金をかけて行う対策は掛けた分のお金を売却時に回収出来る事はありえないので、対策はお金をかけない方法が主になります。
基本的には車内を含む車の掃除、外部パーツを付けているのなら、保管しておいた純正パーツへの交換などです。
お金をかけずに出来る範囲での対策をしたら、どこに売るかを決める事になります。
車の売り方はいくつかありますが、最も簡単で低リスクなのが車の買取業者への売却です。
車の買取業者での売却は手続きなども代行してくれる他、売却までの時間も短いので車を売る時の基本になります。
車の買取業者への売却
車の買取業者に車を売る時は、買取業者に電話で査定依頼をする事から始まりますが、高く売るためにはこの方法はオススメ出来ません。
車を買取業者に売る場合、「査定」と言われる車の買取額を決める作業を買取業者が行います。
この査定は買取業者によってある程度の基準が存在し、その基準を元に買取業者が車を隅々まで見て行われるのですが、基準はあるとしても車を見るのは人間なので査定にバラツキが出ます。
このバラツキは金額で言えば数万円から数十万円、高級車のような高額な車の場合は数百万円の差になる事もあるため、甘く見てしまうと大きな損をしてしまう事になります。
例えば、買取業者Aに車を売って100万円の買取額だったので売却したとします。
100万円は決して安い金額ではありませんが、もし他の買取業者のなかに120万円で買い取ってくれていた業者がいたら、20万円を損する事になります。
車の買取業者での売却はこのような事は頻繁に起こるので、1つの買取業者を見つけてそこに売るのは大きなリスクを伴います。
そこで、車の買取業者に車を売る時は、複数の買取業者に査定をしてもらうのは車を高く売るために必要です。
そのためには、1件1件買取業者に電話をして査定をしてもらう事になりますが、これでは時間が掛かってしまうので、ネット上の一括査定サービスを利用します。
一括査定は色々な業種に存在しますが、車にも専用の一括査定を提供している所があります。
車の一括査定は、車を買い取っている業者が登録をして、利用者の条件を入力すると対応出来る業者のみが選択される無料サービスです。
登録している業者は、一定の基準を満たしている業者なので質の悪い業者が選択されにくく、対応地域内の買取業者しか出てこないので業者探しも兼ねる事が出来ます。
車を売る時は、一括査定を利用して3〜4社から査定を取って買取額を比べて、買取額が最も高い業者に売る事で一番高い金額での売却が行えます。
車を高く売るコツ
一括査定を利用した車の売り方は、まず一括査定を選ぶ事から始めます。
一括査定と言ってもいくつか存在するのですが、運営会社が表示されていて会社の概要が表記されている所以外は利用をオススメしません。
ほとんどの一括査定サービスは法人運営ですが、中にはあまり役に立たないものもあるので注意してください。
一括査定で業者探し
車の一括査定では、最初に売りたい車の情報と個人情報を入力します。
個人情報を入力するページは暗号化されているので、外部に情報が漏れる事はほぼありません。
必要なのは売りたい車の車種、年式、走行距離、色、車を売る人の住所、氏名と電話番号です。
これらの情報は、おおよその査定額の算出と査定を申し込む時の連絡用として使用されます。
必要な情報を入力すると、一括査定から車の買取い対応出来る業者がいくつか表示されます。
不王子される業者数は都市部であれば多くなりますが、そうでなくとも大手の買取業者はほぼ表示されるので、少なくとも3業者は選択肢として表示されます。
表示された車の買取業者の中から、車の査定を申し込む業者を選びます。
車の査定は業者が家に来て売りたい車を見るため、少なくとも1回の査定で1時間ほどかかります。
売りたい車があれば職場に来てもらい、昼休み中に査定をしてもらう事も出来るので、都合に合わせて査定を申し込む業者数を決めてください。
出来る限り多い業者に査定を申し込んだ方が、比べられる査定後の買取額が増えるので、その分車を高く売れやすくなりますが、査定時間を取る余裕が無い場合は3業者を目安にしてください。
業者からの連絡と査定日の調整
一括査定で業者を選ぶと、数分から数時間で電話連絡が来ます。
この電話連絡では売りたい車のある程度の買取価格と、車の買取業者が売りたい車を見に来る「訪問査定」を行う日取りの調整を行います。
売りたい車の状態や車種、買取業者の都合にもよりますが、1回の査定で1時間程度の時間がかかるので、上手く調整をすれば休日に全ての査定を終える事も出来ます。
夜間の査定にも対応している業者はあるので、業者の対応時間によって査定をしてもらう順番をあらかじめ決めておき調整するのも可能です。
基本的には利用者の都合に業者が合わせますが、年度末などは車を売る人も多くなるため指定した日時に業者が来れない事もあります。
また、業者が時間に遅れることもあるので、多少は時間の余裕を持たせておいて下さい。
口コミで業者を選ぶ時の注意
一括査定には、登録されている車の買取業者に対する口コミが掲載されている事もあります。
ネット上を検索しても多く見つかるので、車の買取業者を評価するために検索をして口コミを探してみるもの業者を選択するための方法の1つです。
口コミで買取業者の選別をする場合は、口コミというものがどういうものかをよく理解しておかないと、ネット上の情報に踊らされるだけになります。
口コミは基本的に、「実際にその車の買取業者で車を売った人の経験談」ではありますが、ほとんどが匿名での投稿のためウソの情報も多くあります。
また、口コミは悪評になると「どれだけ不快な思いをしたか」というのが誇張される事もあるので、口コミをそのままの状態で受け入れてしまうのは本当の意味での判断材料にはなりません。
口コミは貴重な体験談ではありますが、そのまま受け止めてしまうとウソの情報や誇張された情報に惑わされる事になるので、あくまで参考程度にして車の買取業者を選ぶ「決定打」にはしなようにして下さい。
口コミは、「話半分」として考えておきましょう。
駆け引きで買い叩かれないようにしよう
車の買取業者が査定に来ると、まずは簡単な聞き取りが始まります。
聞かれるのは希望買取価格と車に関する情報ですが、この時点ですでに業者との駆け引きが始まっています。
聞き取りの時に聞かれる「希望買取価格」はどの位で車を買って欲しいかを示すだけではなく、車を売る人が売りたい車の相場価格を知っているかどうかの確認でもあります。
相場価格から大きくズレている金額を「希望買取価格」にしてしまうと、買取業者は「この人はこの車の本当の価値を知らない」と考え、安い査定額を出してくるかもしれません。
しかし、相場価格に近い金額を希望額にすると「相場価格を知っている人だから無理なことは出来ない」と買取業者も警戒します。
また、売りたい車の知識がないのにいかにも全部知っているような対応をしていると、買取業者に足元を救われるかもしれません。
車の買取業者は車のプロなので、車に関する知識は豊富です。
プロ相手に知っているフリをしてもすぐに見抜かれてしまい、足元を見られる原因を作ってしまう事もあります。
忘れないで欲しいのは、車の買取業者は安く買い取ればそれだけ利益になるという事です。
買取業者も相場とかけ離れた査定額を出すとすぐにネット上に悪評が流れてしまうので、極端に安い買取額を示してくる事は少なくなりましたが、車を売ろうとしている人が何も知らないと知ると、足元を見てくる業者は存在します。
車を売る側からすればそんな業者は悪質ではありますが、プロとはある意味そういうものでもあるので、勝ち目のない駆け引きは避けるようにして下さい。
査定は隅々まで見られる
買取業者が車の査定を始めると、エンジンルームからシートの下までありとあらゆる部分を見て回ります。
そうして車の状態を確かめ、査定額を出すための情報を集めていきます。
全ての情報が集まると専用の端末でデータを確認し、最終的な査定額を提示してきます。
ここで出された査定額は、基本的にそのままその車の買取額になるので、この時点で売却を決めると査定額での買取になりますが、すぐに車を売るのは車の売却ではやってはいけない事です。
すぐに売却を決めなくても良い
査定が終わると買取業者は車を売却するかの選択を迫ってきますが、ここで車を売るかどうかを決める必要はありません。
保留にしておき他の車買取業者が行う査定が出るのを待ち、出揃った査定額を比べれば一番条件の良い業者に買い取ってもらう事が出来ます。
保留にした場合一定期間は査定額での買取が保証されます。
査定額が保証されるのは3日から7日程度で、保証される時間は買取業者によって異なります。
この間に査定を申し込んだ全ての買取業者から査定を取り、査定額を比べてから一番高い買取額を出した買取業者に売却すると、その時点での一番高い額での売却が出来ます。
もし査定額の保証期間が過ぎた場合は再度査定を受ける事になるので、あまり時間が取れない場合は素早く工程を進めてください。
一括査定を使う理由
ここまでの一連の流れは、自分で買取業者を探して電話をかけて査定日の調整などをしていると相応の時間がかかりますが、一括査定を使うとかかる時間を大きく短縮できます。
また、一括査定で車を売却する候補として出てくる買取業者は一定の条件を満たした業者しか出てこないため、悪質な業者を排除する機能も持っているので安全か車の売却がしやすくります。
買取業者に何かを売る場合、どんなものでも売却自体に「安く買い叩かれる」というリスクが存在します。
特に車のような高額な買取額になるものは、その分安く買われてしまうリスクが高くなります。
しかし、一括査定を利用して複数業者から査定を取り比べる事で、出来る限り高い価格での売却と安く買われてしまうリスクを大きく下げる事が出来ます。
より高く売却したいなら相見積もりも
相見積もりとは査定を申し込んだ車の買取業者を同じ日、同じ時間に集めて売りたい車を買取業者間で競りにかけるようなものです。
一括査定で査定を申し込んだ業者が一斉に売る予定の車の査定を始めるため、なかば魚市場のセリのようになります。
車の買取業者によっては相見積もりを断る事もありますが、実現すれば買取業者間のライバル意識を引き出しその時の最高値で売る事も可能です。
相見積もりは買取業者によっては拒否される事もあり、実現すればより高い金額での車の売却が期待出来ます。
しかし、相見積もりは車の買取業者にも利点がないと実現しにくい事があるため、「その場で売却を決める」という条件を出していた方が実現しやすくなります。
査定依頼したら必ず売らなければいけないのか?
車を売ろうと思って買取業者に査定をしてもらったとしても、必ず売らなければならないという事は絶対にありません。
売ろうとしている車は売却が成立するまではあなたの所有物なので、売却を取りやめる事も出来ます。
車の買取業者にとってはお預けをもらう形になりますが、それも彼らの仕事の内なので一切気にする必要はありません。
車を売ろうとしたけれど途中で気が変わった、買取額に納得出来ないからもうしばらく乗ってみるといった理由でも、なんとなく売りたくなくなったからという理由でも、車の買取業者の買取を拒否する自由はその車の所有者である人にあります。
もし、車を売りたくなくなったのならハッキリと「売らない」と買取業者に伝えて下さい。
伝え方は電話でもメールでも構いません。
まとめ
・相場価格を調べておく。
・自分で業者を探すのではなく一括査定を利用する。
・査定額が出てもすぐに売却を決めずに全ての買取業者の査定が出るまで待つ。
・査定額が出揃ったら、査定額を比べて一番高い査定額を出した買取業者に売却する。
・査定額が似通っている場合は買取業者の対応の良さで売却先を決める。
・時間に余裕がある、車の売却はすでに決めている時は相見積もりも検討してみる。
やってはいけないこと
・複数の業者から査定を取る場合、途中で良い買取額が出てもすぐに売却しないこと。
・ネット上の口コミは「話半分」として扱う。
・買取業者の査定中に、売りたい車の知識がないのに知っているふりをしないこと。見ぬかれて足元を見られる要因となる可能性がある。
車の買取業者は、一括査定を使い「やるべきこと」と「やってはいけないことをしないこと」によって、より有利に利用しやすくなります。
少しばかり面倒ではありますが、これをするのとしないのとでは車の売却額に大きな差が出る事もあるので、売りたい車を少しでも高く、より正確な評価で売りたいのならぜひ試してみてください。
見た目は面倒に感じるかもしれませんが、やってみれば意外と簡単です。
当サイトで一番オススメしている一括査定サイトは、株式会社カービューが運営する「カービュー」です。
【カービューを選ぶ理由】- 簡単に愛車の相場を調べる事が出来る
- 事故車、廃車でも買取対象
- 全国200社の中から査定額を比較可
- 数十万円単位で高く売れる
- 390万人以上とトップクラスの利用者
- 自宅にいながらプランを吟味出来る
カービューでは、約1分の入力を行うだけで最大8社の買取業者に査定依頼をする事が出来ます。
そのため、自分の愛車がどの位の相場なのかが一発で分かります。
登録業者は全国に200社以上が登録されており、厳格な審査に通過した業者のみとなっているため、トラブルに巻き込まれる可能性が少ないというのも魅力です。
事故車、廃車、商用車の場合でも買取が可能な業者が参加していますので、思っている以上の金額で買取が出来る可能性があります。
他の一括査定と違う部分は、参加する業者が異なる事、最大8社とやたらめったら多くに査定依頼をするのではなく、ちょうど良い業者に査定依頼をしてくれるため、後々面倒な事にならないというメリットもあります。